黒田庄は、古くから但馬牛の飼育が盛んな地域で、代々純粋な血統を守り続ける名門として知られています。
特に、但馬牛は優れた品質を誇り、他品種との交配を一切行わずに育てられてきました。その中でも、黒田庄で育まれた但馬牛は「神戸ビーフ」としても評価され、世界的に有名です。
現在、兵庫県内には7つのブランドがあり、黒田庄和牛はその一つとして、多くの人々に愛される美味しさを持っています。

世界の美食家たちの舌を魅了し続ける「神戸ビーフ」は兵庫県産但馬牛の純潔を守り兵庫県内の各肥育農家で育てられ、一定基準を満たした肉だけが「神戸ビーフ」になります。

その中でも黒田庄町の肥育農家が丹念に愛情を込めて育ててきた
「黒田庄和牛」はその格式高い「神戸ビーフ」の主産地として有名です。

黒田庄町では、黒田庄和牛を育てる畜産農家と、酒米「山田錦」を育む耕種農家が協力し、環境に優しい循環型農業を実現しています。

大切に育てられた酒米「山田錦」の稲わらは、黒田庄和牛のための高品質な粗飼料として活用されます。その稲わらを食べた黒田庄和牛の牛糞は、土づくりセンターで丁寧に堆肥化され、再び豊かな水田に還元されます。

こうして、地元の資源を無駄なく活かしたサイクルが生まれています。